太田フィル惑星


もう2週間前になるが太田フィルの定演があった。どうも最近定演の感想を書こうと思ってもなかなか書けない。下振りをやっているので本番の時点ですでに解放感がある一方練習不足のビオラを弾くのにせいいっぱいで余裕がなく、さらにオケをしょってたってる感のあるベースと比べてやっぱりビオラだとその他大勢の一人になってしまうようで全体のできへの関心が薄くなる。というわけで今日書くのは録音を聴いた感想。今回は小さな演奏会はあったが通算10ヶ月も練習しているので細かいところまでよくできている印象。テンポの移り変わりも崩れることがない。人が絶賛するほどいいできとまではは思わなかったがまあよかったのではないかな。聴いて一番よかったと思ったのは火星。他の曲はよくできているのだがまじめすぎてちょっと面白みに欠けるところもあるが、火星はまじめさとエネルギーがうまく融合していい感じ。これが一番最初にあったのだからお客さんとしては最初にずいぶんいい印象をもってくれただろう。きちんと練習すればそれなりのことはあるのだと太田フィルから毎回教わっている感じがする。