無料か千円か


無料はわかりやすい。料金所をなくすことができる。ETCもいらない。トラックも含め全体に影響が及ぶ。出入り口を大幅に増やすことができる。渋滞すれば気にせず出ることもできる。全利用者一律に無料なので車に対して一律に別な税をかけることもできる。一方千円はETCのみ対象である。現金支払い車との不公平は著しい。また土日乗用車だけの適用で、平日利用者、トラック等との不公平も著しい。割引体系が複雑で非常にわかりにくく、役所の裁量によってころころ変わる。こんなはずじゃなかったということになる。ETCの引き落としプログラムにミスがあってもわかりにくい。利用者一律の割引でないので費用補填用の別の税金をかけるとますます不公平は増大する。ETCはもちろん必要でETC管理会社の天下りや無駄遣いが発生する元となる。料金所も必要なので渋滞発生の元となる。渋滞時、出入すると千円取られるため高速上で我慢することになり渋滞に拍車がかかる。長く乗れば割引率が大きくなるのも不公平である。千円方式はこれまでなかったさまざまな不公平を新たに導入することになるのだ。無料の場合高速や車を使わない人には不公平という議論があるがすべての道路を有料化すべきと言う議論と同じである。少子化対策にしても同じ。子供一人当たりいくらという手当ては非常にわかりやすい。金持ちには必要ないという議論があるが子供にお金がかかる以上金持ちだからと言って手当てをなくす理由にはならない。そういうことは所得税等の方法でやるべきであり子供手当てには関係ない。所得制限や第何子までとか複雑な制度にするともらえると思っていたのにこんなはずじゃなかったというようなことがいろいろでてくる。千円と同様役所の裁量で救われたり救われなかったりする。ただでさえ仕事が不安定なのに手当てももらえるかどうかよくわからなければ子供を作ることに対する不安も増大することだろう。趣旨が明確でわかりやすい制度こそ安心と公平感を作るのではないだろうか。ところでこの記述は公職選挙法に違反するのだろうか。これも役所の裁量で違反だったり違反でなかったりする。インターネットが一般的になってだいぶたつのに何も改善しようとしない。近郊ではあらぬうわさを流されて市長選に落ちた人がいた。そういうあらぬうわさの影響力を大きくしたいがためにインターネット規制をはずさなかったのではないのか。とにかく改善はわかりやすくなる方向でしてもらいたいものだ。