5月の太陽光発電の限界


太陽光発電は電力需要の多い昼間に発電し、少ない夜には発電しないので活用しやすいエネルギーなのだが、5月の連休には昼間の電力需要が少なくなるのに太陽光発電量が最大になるので5月の連休が太陽光発電の上限を決めることになる。その数値がネットで見つかった。現状出力調整しない原発と火力の調整最小値をあわせて5000万kW、5月の連休の需要は1億kW程度であるそうである。現在太陽光発電容量は300万kW程度なのでまだかなり余裕があり、当面心配はない。一方、国の導入目標は2020年に約3000万kW、2030年に約8000万kW。仮にこのとおりに事態が進むとすると2025年ごろには電力が余り出すことになる。それまでの間に原発が増え、少子化により電力需要が減ったりするともっと早くに問題になることもあるかも知れない。逆に太陽光もこれほどは導入されないかも知れないからだとすればもっと遅くなるかもしれない。この問題を解決するのは蓄電池か、スマートグリッドか、水素エネルギーや燃料電池だろうか。どの技術が進歩するか低コスト化するかによるのだろう。まあでも心配するほど太陽光の導入は進まないのではなかろうか。