原子力発電所

今回の地震で福島第1、第2原発が事故になっている。ECCSが働かないとのことだが、もともとECCSは事故時の予備装置でこれを動かそうという段階で普通は事故といえるようなものだ。ECCSが働かないというのは最後の砦が突破されたことを意味し、過酷事故となることを示す。動かない原因が予備ディーゼル発電が動かないとのことだが、13機もあってひとつも動かないというのも変だし、電源車が多く向かったはずなのに事態が改善されないのも変だ。真の原因は他にあるだろうが、わからないのか、わかってても発表しないのか。燃料棒の熔融が始まっているらしくその蒸気をわざと大気中に排出しているのですでにスリーマイル島事故と同様な事故になった。普通に考えれば熔融しても下の水中に落ちれば冷やされてそれ以上の過酷事故にはならないと思うが。しかし水が入れられず圧力が高まっているわけだからいずれから炊きとなりメルトダウンにつながる可能性もあるかもしれない。一応おやつに昆布を食べた。とにかく原発は正常な状態でも放射能にまみれているから異常事態の場合は本当に困る。地震国で原発の是非も問われることになるだろうし、反対運動もいっそう強くなるかもしれない。そう書いていたら福島第1原発1号機が爆発したようだ。よくわからないがチェルノブイリと同様な事故になってしまったのだろうか。風は南風。放射能はこちらにはこなそうだが今甚大な被害を受けているほうに流れることになる。しかも停電が続いているからその情報が伝わらないかも知れない。たいへんなことになった。

爆発は格納容器と外壁の間にたまった水素が爆発したものらしい。原子炉が爆発したものではなく、格納容器に損傷はないらしい。よかった〜。(と安心するのは早いが)