カーブドッチ

足利にはココファームワイナリーがあるが、新潟のワイナリー、カーブドッチに行ってみた。ココファームの収穫祭は電車で日帰りでいけるから酔っぱらってもOKだが、新潟のワイナリーではそうはいかない。飲むためには泊まらないといけない。カーブドッチは泊まれるがわずか7部屋しかないので半年くらい前に予約をした。行ってみるとワイナリーはカーブドッチを含め5つもあり、それぞれ有料試飲ができる。5つのワイナリーを遠い方から試飲をしたが、これワインなの?から始まって終わりのカーブドッチが一番まともでおいしい。ぶどうが同じでもワイナリーによってこれほど違うことを体感したのは初めて。あるワイナリーではステンレスで作ったものと樽で作ったものを飲み比べ。はっきり違いがわかる。ステンレスのものはストレートで飲みやすく、樽のものはまろやかで味わい深い。これも体感できたのはよかった。実は買ってきたワインは最初のワインなの?のワイン。すっぱくて炭酸がきつくてまるでレモンスカッシュのようだ。しかしまともなワインは家にもイタリアワインがあるのでここで買うならこれかな?レストランもいくつもあり、フランス料理、イタリア料理、ドイツ料理、和食がそろっている。ドイツ料理のレストランではソーセージやハムを作っている。パン屋さんもあるのでそこで買って食べてみたが、腸詰屋やゲグルンツェにひけをとらない。パンもうまい。部屋は広い洋室の角部屋でたぶん一番いい部屋。図書室みたいなところがあって、料理本、雑貨本、経営本、施設本などこの施設に関係するような本もいろいろある。お風呂は地下1000m以上からくみ上げる天然温泉。お湯が少しぬるっとしている。夜はフランス料理のレストラン。ワインは料理一皿ずつあったワインを選んで注いでくれる。ワインの違いも分かるし料理との相性もいいし、料理の味もわかる。これまでいいレストランにたまに行ってワインをボトルで奮発したりすると酔っぱらってワインの味どころか料理の味もわからなくなっちゃう、そんな事態と比べようもないいいサービス。それにしても海岸に近い砂地でぶどうづくりを始めた人もすごいし、それでこれだけのワインを作り上げることもすごいし、ワイナリーだけでなく温泉やレストランなど一泊二日で飽きないこれだけの施設を作り上げたのもすごい。散財でもあったが、それだけの価値はある。年に一回くらいはこういういいところにまた泊まりたいな。
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