2008-01-01から1年間の記事一覧

「液晶、その不思議な世界へ」

東京理科大学がシリーズで出している啓蒙書のひとつ。素人むけに簡単にわかりやすく書いているが、著者はその分野の第一人者で、専門的なこともよく書いてある。我が家のテレビはIPS液晶であるがこれは日立が開発した液晶方向を面内で変える技術であり、…

自転車

年末に自転車距離計を買ったがそれから走行距離が500kmを突破した。私の場合趣味でサイクリングなどはしない。走行したのは通勤なので自転車での走行分だけ自動車の走行距離が減っている。燃費8kmとすればおよそ60Lの節約。150円で計算すれば9…

「空想科学読本3」

また例によっておバカな計算が並んでいる。今回はちょうどわれわれ世代しかしらないような古ーいアニメや実写ものが多かった。またよくも突っ込むネタをみつけてくるものである。ハイジのぶらんこなんぞに目を付けるとはさすが。今回どの空想科学ものも真っ…

スカイランナー、パワースキップ

スーパーピョンピョンをネットで探していたら同様な趣旨のグッズでパワースキップとかスカイランナーというものを発見した。ばね付竹馬のような感じでおそらく慣れるまでは歩くことすら難しそうだがすごいジャンプをしている動画がたくさんあってこれなら速…

スーパーピョンピョン

スーパーピョンピョンで10kmマラソンを4回走った人のブログがあった。そのタイムを見て見ると?1:11:37?1:27:16?1:07:27?1:30:11。あれ、スーパーピョンピョンは3倍のスピードで走れるんじゃなかったのかな?10kmに1時間半かかるようでは…

「大空襲と原爆は本当に必要だったのか」

イギリスの哲学者による書。原著は2006年、翻訳書は2007年2月に出版されており新しい本である。東京大空襲と広島長崎の本かと思ったらそれらはほとんどなく主にイギリスによるドイツの爆撃について論じている。空爆や原爆などのひどい被害を受けた…

「毒ガス開発の父ハーバー」

ハーバーはドイツのユダヤ人化学者である。ユダヤ人差別の中なかなか就職できず田舎の大学にやっと職を得て活躍を始める。大手化学メーカーと共同でアンモニアの合成に成功し、後にノーベル賞をもらうことになる。それは肥料を合成できることであり、食料の…

「ドクター中松の発明ノート」

ドクター中松というのをよく聞くので読んでみた。灯油ポンプやフロッピーディスクを発明したのは本当らしい。東大から三井物産に入りヘリコプターを売ったりしたらしい。そこまでの話はまあまあ面白い。しかし三井物産を退社し、自分の会社を始めてからの話…

「面白いほどよくわかる社会心理学」

まあまあわかりやすいが面白くはない。でもときどき面白いテーマがある。でももう忘れてしまった。

「風船爆弾」

太平洋戦争も後半の昭和19年11月〜20年3月に陸軍は紙風船に水素をつめて爆弾を搭載して飛ばし、アメリカ本土爆撃を狙った。この本はその風船爆弾の背景、経緯、技術、効果などを調査してまとめたものである。各方面をむらなくよく調べてあり、まとめ…

エコウイルはエコか

この前エコキュートは結局エコでないという結論に達したがそれではガス会社が宣伝しているエコウイルはどうなのだろうか。遠くの発電所で発電する場合は熱を捨てているが自宅で発電すれば熱も有効活用できるという説明には説得力がある。エコウイルは約20…

「地球温暖化埋まってきたジグソーパズル

2003年の本であるがかなり懐疑的な見方もしている。図表が多く、出典もあるので近藤誠と同様説得力がある。温暖化もがん治療と同様さまざまなデータがあり、いろんなことをいっている人がいて素人には何が正しいのかわかりにくい。でもゴアさんがノーベル賞…

「グーグル革命の衝撃」

NHKがグーグルを取材したもの。リンクを貼られた多さにより検索結果を順位付けするグーグルの方式はヒットし数年での爆発的な成長につながった。一方それを悪用した「惨めな敗北」と検索するとブッシュ大統領のページが現れるようなユーザーによるグーグ…

「大学病院で母はなぜ死んだか」

1992年のできごと。著者の母にすい臓がんが見つかりなじみの医者のところを経て大学病院に入院するのだが病院の汚さ、説明のなさなど患者および家族のフラストレーションがつづられ最後には患者にも家族にも無断で抗がん剤が投与されなにもしなければ1年程度…

歴史を変えた物理実験、再発・転移の話をしよう

「歴史を変えた物理実験」教科書では昔の人がいろいろやった結果確認されたことだけが書かれどのように確認したか、どうしてそれを確認しようと思ったかはかかれていない。しかし実験とは難しいもので今なら昔の人がやった実験を簡単に再現できるかというと…

出張

今日は茨城に出張。普通車で行くところを電車にしたので今日1日でガソリン26L分のCO2削減。仕事でちょっと気を使うとその効果は大きい。ところで電車ならCO2ゼロとしているが実際には電車ならどの程度エネルギーを消費するのだろうか。自分の体重を…

エコキュートはエコか

エコキュートでCO2を減らせると書いたが、確かに深夜電力は原発の比率が大きい時間帯ではある。しかし火力も動いているので自分がエコキュートを増やしたときに原発もいっしょに増えなければ当然増えた分の電力は火力で補われることになる。現在の灯油暖…

エコキュートと太陽熱温水器2

しかし実際のところエコキュートと太陽熱温水器は相性が悪い。太陽熱とガスであればガス給湯器の前に太陽熱温水器を設置すればOK。しかしエコキュートの前に太陽熱温水器を設置するわけにはいかない。太陽熱により温水になったとしてもエコキュートは既に…

エコキュートと太陽熱温水器

昨日書いたように我が家では給湯と暖房に年間灯油1000L、10万円を消費している。太陽熱温水器で200L節約エコキュートを暖房に使えば暖房分の600L節約だが太陽熱温水器であっため切れなかった分をエコキュートで追い炊きすれば残り200L分もエ…

「環境建築のための太陽エネルギー利用」

教科書のようなものなので眺め読み。太陽エネルギー利用といっても実にさまざまなものがある。家の断熱や蓄熱特性も大きく作用する。 わが家のCO2排出量をおおざっぱに計算してみよう。電気は年間5000kWh。エネルギーとしては灯油500L分だが発…

「超への挑戦」

タイトルと中身があまり合ってないが20世紀における素粒子発見と統一理論の構成の物語。たった100年の進歩はすごい。理論の構成にはガロアの群論がめいっぱい使われている。最終的には超ひも理論の登場となるが確認しようがないので困っているようだ。…

暖房検討

太陽光発電で得た電力で暖房が可能かどうか検討してみよう。冬では月に100Lくらいの灯油を使っている。1日1Lは給湯に使っていると思われるので1日2Lぐらい暖房に使っている計算だ。灯油1Lは約10kWhにあたる。よって1日20kWhの熱量と…

「不都合な真実」

ビデオ屋で見かけたので借りてみてみた。ゴアさんの講演会である。しかし図表が豊富でわかりやすい。まじめにCO2を削減しようかと言う気になる。我が家のエネルギー問題もこれまでは経済性でしか見ていなかったがCO2の観点から見直してみたい。家庭で…

「がん治療最前線」

朝日新聞の本。近藤誠こそでていないが影響は随所に見られる。まあとにかくがんは治療法が医師毎に違うのでセカンドオピニオンが重要だということはよくわかる。これまで読んだ中では近藤医師が触れていない、そして父親がうけたビタミンAによる治療のことも…

「データで見る抗がん剤のやめ方始め方」

近藤誠の本ではあるがデータばかりなのでさすがに面白くない。近藤誠の本は健康なうちに読んだほうがよい。なぜならがんに対しては手術や抗がん剤は合併症や副作用はひどいのに効果はあまりないから治療はやめて治すことはあきらめなさいという主張だからで…

「30代からはじめる英語攻略」

英語の勉強の仕方の本。ときどきこういう本を読んではちょっとやってみていずれ忘れてしまう。この本はごく普通に英語を身に付けるには努力が必要ということを書いている。あまりに壁を低く見積すぎではないか。当然要求される努力をしていないのではないか…

「自己責任」

イラクで拘束された3人のうちの18歳の青年が事件後割とすぐに書いたもの。題名になっている自己責任についてはそれほど言及しているわけではない。イラクにいく経緯、拘束時のようす、帰国後の様子などを綴っている。本人にしてみればやっと開放されて日…

「細胞都市」「震度6強が原発を襲った」

「細胞都市」ORAユニットを設計した山本理顕の本。家族という社会の構成単位の崩壊により家という建築構成単位も変化しなければならないと論じている。その結果たとえば個室それぞれに玄関があり、個室の奥に家単位のリビングがあるような家を提案してい…

「放射線の話」

いわゆる放射能と放射線の話。胃がん検診を受ける場合の4ミリシーベルトという量を考えるために読んでみた。ジャーナリストの手によるものでそれほど専門的ではないが知りたいことはだいたい書いてある。前に推定したがん発生率0.05%は多分あっている…

「ぼくがすすめるがん治療」

近藤誠の本。近藤誠の本はこういってはなんだが読み物として面白い。世の中には医療批判の本や民間療法の本はやまのようにあるがそういうものと違うのはいちいちデータで説明しているからである。しかもデータの出典もあるから専門家ならそれを確かめること…