2008-01-01から1年間の記事一覧

「常温核融合の真実」

常温核融合について批判的なものの代表作。なるほど確かに常温核融合は怪しいとも思える。大方の記述は91年ごろに書いていてその後94年位までのことが付録で書いてある。91年ごろの記述では「常温核融合は病的科学の条件を備えつつある」みたいな控えめな表…

ソーセージは太田

鎌倉にいってきた。その昔鎌倉にいったとき小町通のはずれにへんなソーセージ屋さんがあってたべたらとてもうまかった。そこのおじさんは相当こだわって手作りしているという話だった。次にそこにいくと前とは違った雰囲気になっていてソーセージも食べたが…

常温核融合の未来

常温核融合はほんとにほんとなのだろうか。公開実験に成功したといってもまだ何か間違ってたりしないのだろうか。もしほんとだとすると常温核融合の未来はばら色過ぎるのだ。まずエネルギー問題は解決。なんと言ったって水がエネルギー源なのだから世界中ど…

ウイキペディア「常温核融合」

ウイキペディアの「常温核融合」の項目を編集した。編集内容をここに記録しておこう。 「しかしながら、実施された追試の多くの場合には核融合反応や入力以上のエネルギー発生が観測できなかった事や、追試に成功したと報告された条件でも現象が再現しないこ…

「ノーベル賞の100年」

1901年に第一回ノーベル賞が授賞されてからの100年を振り返ってみた本。まさにこの100年の科学技術史となっている。おもしろいのはアインシュタイン。これほど世界をフィーバーさせた相対性理論では受賞していない。ノーベル賞委員会はどうもその評価にとま…

「常温核融合を科学する」

常温核融合を理論検討した本。難しい内容だがとにかく平易にかいてある。平易に書こうとしすぎてくどい感じでちょっと読みにくいがまあわかりやすい。理論の前提となる実験結果のまとめが前半に行われておりこれが非常にわかりやすい。後半はそれを前提とし…

「常温核融合 研究者たちの苦悩と成果」

先日の公開実験のニュースを聞いてネットで調べて買った本。日本で初めて常温核融合実験で中性子を観測した水野という人が書いている。2005年の本だからかなり新しい。ほぼ同じ内容がなぜかネットで公開されている(URL)。 http://lenr-canr.org/acrobat/Mizu…

「試験管の中の太陽」

図書館で核融合でひっかかった唯一の常温核融合の本。著者はNTTの研究者で自身の体験した現象を小説のようにまとめた本。常温核融合という言葉が適切かどうかは別としてなにかこれまでの常識では考えられないような現象がおきていることは事実らしい。た…

「そのブログ法律・」「困った老人と・」

「そのブログ法律違反です」 著作権や商標、特許権など知的財産権についてわかりやすく解説している。Q&Aの形をとっていて読みやすくわかりやすい。また、実務的な回答となっていて参考になる。 「困った老人と上手に付き合う方法」 健康な高齢者との付き合…

常温核融合

今日日経産業新聞を見たら大阪大学で常温核融合の公開実験をやったとあってびっくり。むかし話題になったが再現せずほとんどの学者はあきらめていたようであったがやっている人のあいだでは公開実験できるぐらい着実に進歩していたようだ。やった実験はパラ…

「数学で宇宙制覇」「空腹力」

「数学で宇宙制覇」宇宙論と数学のかかわりをわかりやすく書いた本。現在の宇宙論は山のようにでてくる素粒子を数学の群にあてはめて矛盾がないようにということで進んでいるらしい。ひも理論もそういうことである。とても物理的には行けない広がりをもった…

「世間体の構造」

1977年の著作。甘えの構造と良く似ているが、難しく、引用が多く、著者の主張はあまり伝わってこない。学者的な書き方である。素人が読んでも面白い甘えの構造は名著である。こちらはそれでも文庫になっているから玄人の世界では名著なのだろう。宗教を持た…

「満州国」「日本人の美徳」

「満州国」満州国の歴史と実態をさまざまな資料から考察したもの。なかなか読みきれず飛ばし読みだが、まず事実はどうだったかを検討してから論評する姿勢はよいと思う。1984年に出版されたものを文庫本で最近出しなおしたようだがそういう姿勢が評価されて…

「疑う技術」

世の中にあふれているわれこそは正しいという顔をしている情報を疑ってみることを推奨している。疑ったはいいがそれを確認する手段の考察については弱いのであまり説得力がない。それでも読みやすいし面白い小話がいろいろあるのでまあ面白い。たとえば 乗っ…

「やっと中年になったから」

自分が中年という気はしないが世間では40代は立派な中年である。この本は40代から人生を再出発した人の例を41人紹介している。しょっぱなは伊能忠敬であるが、伊能忠敬の調査をしている主婦二人もその実例である。中年になったら人生先が見えたとかい…

「精神鑑定 脳から心を読む」

福島章の本。これまでも何回か読んでいるが専門的な内容なのにミステリーのようにたいへん面白く読ませてくれるので感心。精神鑑定はニュースなどで何人かの鑑定が食い違うとか再鑑定の結果覆るとかいうことをよく耳にするのでどうも怪しいという印象を持っ…

「江戸と現代0と10万キロカロリーの世界」

前に読んだ大江戸生活体験事情と同一著者。書いている内容もほぼ同一でそれほど目新しくはない。江戸時代は化石燃料がなく、エネルギー消費量は0であり、現代は一人当たり10万キロカロリーつまち1tの水を100度上昇させるだけのエネルギーを化石燃料から得…

演奏記録

県立がんセンターアンサンブルルーデンスコンサート 2008年4月23日19時 演奏曲目 モルダウ 主よ人の望みの喜びよ G線上のアリア ラルゴ アダージョカンタービレ ジュトヴ 北の国から 瀬戸の花嫁 ふるさと

アイドリングストップ

このところ雨なので通勤は車だが少しでも節約しようかとアイドリングストップをやってみている。アイドリングストップは時間が短いとかえって始動のために使う燃料が増えるといわれていたがネットで調べるとどうも5秒以上だと節約効果があるらしい。直交側…

エネルギー最新動向

松下が効率39%の燃料電池を来年発売するそうである。この10年ぐらい毎年のようにどこかの会社が来年燃料電池を発売するといってきていまだに売っているところはないようだが今度は天下の松下だし本物か?効率39%なら発電所からくる電気の発電送電効…

太陽熱温水器は必要か

以前エコキュートはエコか検討し、どうもあまりエコでないという結論となった。しかしそれは深夜電力を前提とするからであって、昼間太陽電池の電源で動かせば話は違ってくる。発電送電ロスはゼロだし効率400%にもなるのだからエネルギーの有効利用とい…

「恋する天才科学者」

女性の著者によるニュートンから現代までの有名な科学者のエピソード。題名の主語は天才科学者であり、エピソードは恋愛や結婚を中心に語られる。でも実は題名の主語は著者かもしれない。ふつう偉人の肖像は偉くなった年配の写真や絵が多いのだがこの本にで…

今期の18切符

今期の18切符ではまず偕楽園に梅を見に行った。そのあと勝田から那珂湊に行った。那珂湊に行く線は私鉄なので18切符は使えないがフラガールのロケにも使われたそうでなかなか面白い旅だった。漁港にお魚市場というのがあっていろいろ売っていたがこういうと…

読書記録

「大江戸生活体験事情」現在の100分の1のエネルギーで生活していたといわれる江戸時代の生活を体験してみた感想。なにからなにまでというわけではなく、時刻、暦、衣服、履物、照明、筆記用具などをそれぞれ使ってみた感想というものである。それぞれま…

「燃料電池が世界を変える」

2001年の本。読むのが辛いので3分の1程度読んであとはめくっただけ。なにがつらいかといえばもう10年前から来年には商品化と言われ続けていまだにでない燃料電池に過大な期待をかけているからである。また、CO2による地球温暖化についても思いっきり否定…

「発電貯金ならほっといてもお金が貯まる」

太陽光発電装置を取り付ける側の電気屋さんが書いた本。しかし太陽光発電の難しさなどもよく書いてあるし、納得いくまで何度でも図面を書き換えるのがよい業者なんて業者側からはあまり書きたくないようなことも書いてある。太陽光発電装置はいうまでもなく…

桐生演歌

桐生の歌復活演奏会で演歌の伴奏をしてきた。この催しも6回になるそうである。Tカルテットがでるのは4回目かな。でも今回やった5曲のうち4曲はたぶん毎回のようにやっている。ときどき思い出すのがいいのだろう。シルクホールは今年で10周年。Tカルテットも…

損得計算

太陽光発電を導入しようと思うと3kWでも200万円程度かかるらしい。そんなお金はないので借りることになる。世の中にはソーラーローンというのがあって金利は3.7%ぐらいらしい。そうすると年間7万4000円の金利負担となる。一方稼げる電気は3000kW…

「手にとるように地球温暖化がわかる本」

温暖化の解説本はやたらと不安をあおるようなものだったり、政治問題的な論じ方だったりIPCCの報告の解説だったりしてどうもいまひとつなものが多かったがこの本はよくできている。いろいろな点からみて確かにそうだと同意できるような論法で書かれてい…

「死体洗いのアルバイト」

病院関係のうわさ話の検証。著者は精神科医である。噂話を検証と言うよりはそういう噂話を喜んでする人間の嗜好について書いているところが面白い。近藤誠のくじ引き比較試験をしないようなもの、できないようなものは医師であっても常識とうわさと紙一重の…